世界は一冊の書物に至るか?

「   」にまつわることを、いろいろと。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

読書という行為は、あらかじめリベラル・ヒューマニズム的に心が開かれた――つまり、いつでも自分の信念を書き換えることのできる――読者へと向けられた閉鎖性を、パラドックスとして保持している。 テリー・イーグルトンが解釈学の概観として記したのは、そん…

彼らはなにも気がついていないのだ。 自分という存在を見つめる能力が著しく欠けているというのに、 「自分という存在をデザインできる」「いや、するべきだ」と声だけを大きくして、 それが安易な嘘でしかないことに気がついていないのだ。 屈強なレイシス…